清算中の会社の株式の評価
清算中の会社の株式の評価
清算中の会社を引き継いだら、この株式の評価はどうなるのでしょうか。
世の中の会社には、資産の状況などそれぞれ状況が異なります。
ですから評価もそれに応じて、さまざまな方法を適用しています。
例えば、比準要素数1の会社、土地保有特定会社、株式保有特定会社、開業後3年未満の会社などは純資産価額方式によって評価されます。
また、このような会社の株式を取得した同族株主以外の株主などについては、配当還元方式が適用される場合もあります。
では、清算中の会社はといいますと、原則として清算分配見込額により評価されます。
具体的には、清算の結果、分配を受ける見込金額の課税時期から分配を受けると見込まれる日、それまでの間に応じた基準年利率による複利現価の額となります。
(財産評価基本通達189-6「清算中の会社の株式の評価」参照。)
計算式は下記のとおりです。
(n年後に分配を受ける見込みの金額×n年に応ずる基準年利率による複利現価率)
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