相続大辞典
債務編
債務控除ができる公租公課 相続税は、被相続人の方が保有されていた不動産や預貯金などの積極財産(プラスの財産)から、債務を差し引いた後の正味の財産に課税されます。 そのため、相続に際して、債務を相続されている場合には、相続税の計算上、債務を差し引くこと […]
確実と認められる債務とは 被相続人の財産を相続するにあたって、プラスの財産の他にもマイナスの財産もあることに注意が必要です。 マイナスの財産においては一定の条件化で総資産額からの控除対象となりますので、マイナス財産を取りこぼしなく確認しましょう。 マ […]
無利息債務の評価 被相続人が生前、企業等との間で土地を一定期間貸し出す契約を結び、無利息で保証金を預かっていました。 相続ではこの場合この無利息保証金はどのように取り扱われるのでしょうか。 この保証金は家賃の不払いなどが起こったときに補填するために一 […]
譲渡担保と借入金 不動産を担保に借入をしたとしましょう。 民法上明記されている担保には質権、抵当権などがありますが、質権の場合担保となる物の所有権とともにその物の譲渡も発生しますので、通常不動産では使われません。 抵当権を担保としている場合、所有権も […]
相続財産から控除できるもの ■相続開始時にあった債務で確実と認められるもの・金融機関等からの借入金 ・預り敷金 ・未払の公共料金 ・未払の医療費 ■被相続人に課税されるべきであった税金等・固定資産税 ・所得税 ・住民税 ■葬式費用 相続財産から控除で […]
消滅時効の債務と相続税 被相続人が亡くなり、相続する際には、プラスの財産もあれば、マイナスの財産を相続する場合もあります。 このマイナスの部分を債務といいますが、相続税の計算時には、この債務は課税対象にはならず、控除することが可能になります。 ですか […]
被相続人の保証債務 相続とは相続人が被相続人の資産、財産はもちろんのことその債務までも相続しなければならないので注意が必要です。 借金はもちろんのこと、被相続人の保証債務に関しても相続人は引き継がなければなりません。 これは保証人が死亡したことでその […]
「重畳的債務引受」とは 債務引受の方法には、「重畳的債務引受」と「免責的債務引受」があります。 債務引受けとは、債権者へ負っている債務を第三者が債務者に代わって引き受けるということです。 債務引受のうち「重畳的債務引受」とは、債務を引き受ける側が、当 […]
免責的債務引受とは 免責的債務引受とは、債権者に負っている債務を第三者が債務者の代わりに引き受けることです。 これがなされると、債務は旧債務者から新債務者に完全に移転するため、旧債務者は債務を免責されます。 よって、以後債権者は旧債務者に対して取り立 […]
相続財産としての保証債務 被相続人が死亡すると、積極的財産も消極的財産も法定相続人が相続することになります。 ですから、保証債務も当然相続人に継承されるのです。 つまり、A氏が友人Bの連帯保証人となっていて死亡し、第一順位の法定相続人が息子である場合 […]