農業委員会とは
農業委員会とは
農業委員会とは、市町村ごとに設置された行政委員会の一つで、農地などの利用関係を調整したり、農地の交換や分合など、農地に関わる事務を行っている役所です。
農業委員会は、原則的に、各市町村に一つ設置することが義務付けられています。
その市町村にある農地の規模が大きければ、二つ以上置かれることもありますし、農地の規模が小さければ、設置していない場合もあります。
委員は、各市町村の条例で定めた定数の公選委員と、市町村長が選任した選任委員とで構成され、農地管理の業務に当たります。
なぜこのように、農地は特別な委員会を設置して管理しているのでしょうか。
農地は、個人所有の不動産であるのですが、私たち国民の食糧を生産するという意味では、公共的役割も持っています。
ですから、農家の方が簡単に農業をやめてしまったり、農地を売ってしまったりしては国の食料問題になりかねません。
よって、所有者が勝手に処分したり、農業以外の用途に変えたりできないような制限が課せられています。
すると、通常の宅地よりも権利関係は複雑になってきますから、農業委員会のような専門機関が必要なのです。
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