相続大辞典
遺産分割編
公正証書遺言は、公証人が関与して作成する遺言書です。自筆証書遺言に比べて、無効になる可能性がほとんどなく、紛失や偽造などの危険性もありません。一方、作成に手間や費用がかかります。 この記事では、遺言書の作成で公正証書遺言を選ぶことのメリ […]
特別寄与料は民法の改正で新たに設けられた制度です。長男の妻など相続人ではない親族でも遺産を分けてもらうことができるようになりました。 生前の介護や看護など故人に対する貢献に報いるための制度ですが、相続人でない親族が遺産を分けてもらうためには相続人に特 […]
遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)とは?計算方法・時効・手続きの流れ
相続においては、被相続人が遺した遺言書や生前贈与によって、「特定の法定相続人が不利になる(または財産を全く取得できない)ケース」があります。 このように、遺産の取り分が不利になった一部の法定相続人の生活を保障するために、民法では「遺留分侵害額請求(遺 […]
亡くなった後、自分の財産を誰にどのように与えるかについては、遺言で指定することができます。遺言の書き方が法的に有効であれば、たとえば「遺産のすべてを○○市に寄付する」という内容でも成立してしまいます。 しかし、残された家族が遺産を全く受け取れないのは […]
相続をめぐるトラブルがこじれたり、もともと家族どうしの仲が悪く疎遠であったりすると、相続人であるにもかかわらず連絡を拒否して話し合いに応じない人もいます。 連絡を拒否しているからといって、その相続人を除いて遺産相続を済ませることはできません。 簡単な […]
未成年者は法律行為ができない!相続人に未成年者がいる場合の相続手続き
被相続人が孫を養子にしていた場合や、若くして亡くなった場合には、20歳未満の未成年者が相続人になる可能性があります。このような場合は、通常の相続手続きにはない手続きが必要となります。 民法の規定では、未成年者は法律行為ができないことになっています。相 […]
代償分割とは?遺産を分割する方法や相続税の課税価格の計算方法
代償分割とは、わかりやすく言うと「遺産を多く取得した相続人」が「遺産の取得が少ない相続人」に代償金を支払うことで、相続分を均等にする分割方法のことです。 遺産の多くが現金や預貯金であれば、相続人同士で均等かつスムーズに遺産分割ができます。 しかし遺産 […]
遺産相続は親しい家族の中の問題ととらえられることが多いですが、知らない人が相続人に加わる可能性もないわけではありません。 たとえば、異母兄弟や異父兄弟、夫(妻)の甥・姪が相続人になることもあります。 今まで会ったことがない人は連絡先がわからないうえ、 […]
事例|相続人調査により異母兄弟の存在が発覚したケース 父が亡くなりました。母は既に亡くなってますので、両親の子供は私だけです。 先日、父の相続手続を行おうと戸籍をそろえて銀行に行ったのですが、銀行の方に、 「お父様には前妻との間に2人の娘様がいらっし […]
遺産に土地がある場合は、兄弟どうしで相続トラブルが起こりやすくなります。 土地は公平に分割することができないうえ、兄弟の誰かが住んでいると売却することもできません。 しかし、兄弟どうしで話し合って工夫すればトラブルなく遺産を分けることができます。 こ […]