県民共済にかかる相続税について
県民共済にかかる相続税について
都道府県民共済とは、消費生活協同組合法に基づいて設立されている非営利の生活協同組合です。
都道府県の認可のもと、消費者の生活の利便と生活の質の向上、消費者の利益を守るための活動を行っています。
県民共済は事業内容として保険業務を取り扱っています。県民共済の保険商品は、低額の掛金で比較的手厚い補償を受けることができ、大変便利です。
県民共済の仕組みは一般の保険会社の商品とほぼ同じです。
では、死亡に関して死亡共済金が支払われる場合の相続税の取り扱いはどのようになっているのでしょうか。
県民共済への課税の仕組み
県民共済の死亡共済金に関する課税の仕組みとしては、契約者(掛け金を負担している人)被共済者(亡くなった人)共済金の受取人との関係によって、課税される税金の種類や課税の方法が異なり、所得税や贈与税などが課税されることとなっています。
まず、契約者と被共済者が同一なら、受けとった死亡共済金には相続税が課税されます。
掛け金を負担していた人が、共済金の受取人であれば、この死亡共済金に対して所得税が課税されます。
所得税は、死亡共済金から払った掛け金と50万円を差し引いた額の半分に課税されます。また、掛け金を負担している人と被共済者と共済金受取人がそれぞれ違う人であると、贈与税が課税されます。
贈与税の基礎控除額は110万円です。一方、死亡共済金以外の共済金、例えば、重度障害共済金、入院共済金、手術共済金、がん特約の共済金などは非課税となっています。
保険商品の選び方
保険商品を選ぶにあたっては、ライフステージ(年齢)やご職業、利用目的(保証の充実・相続税対策など)などに着目して必要と考える保険商品を選ぶことが非常に重要となります。
ただ、保険商品は内容が複雑であり、しかも商品の数がとても多いため、ご自身に完全にあった商品を1つだけ選ぶということは大変難しいということができます。
この点、県民共済は掛金が安い割には補償内容が充実していることから、それぞれの目的に適合した商品を選びやすいということができます。
また、安い掛金ですので、県民共済に加入した上で他の保険商品を探すということも可能です。このように県民共済は加入のメリットが多いので、加入を検討されたり、ご子息などに加入を勧めたりすることもおすすめできます。
県民共済のパンフレットはインターネットや電話などで請求することができ、加入申込もインターネットで必要事項を入力し、出力(印刷)することで簡便に作成することができます。
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