遺産取得税方式とは
遺産取得税方式とは
相続財産の相続税評価においては、遺産課税方式と遺産取得課税方式とに大きく分けられます。
まず、遺産課税方式とは、相続人の人数や相続の配分などに関係なく、被相続人の財産(合計)に着目して評価をするやり方です。
まずはその被相続人の持っているすべての財産に課税をされ、税金を差し引いた残りの財産を相続人たちで分割すると言う流れになります。
遺産取得課税方式とは、相続人1人当たりがどの程度の財産を相続したかに着目して相続税額を決定するやり方です。遺産分割の割合に応じて、相続税の合計額も変動することが特徴です。
遺産を多くした相続人の方がより相続税が多く課税されることになります。
この遺産取得課税方式が採用されるまでは、法定相続分課税方式というやり方で相続税評価を行っていました。
遺産取得課税方式においては、各人の相続税の納税額が計算しやすくなったと言うメリットがありますが、上記のように分割割合に応じて相続税の総額が変動すると言うことがデメリットとして指摘されています。
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